布用絵の具と紙用アクリル絵の具の違いは?洗濯して実験比較してみた / 制作事例
📌 この記事でわかること
- 紙用絵の具と布用絵の具では布への定着に大きな差がある
- 布用絵の具も各社特徴があり、黒地や濃地で発色に大きく差が出る
- 布絵の具と紙用アクリル絵の具ではペイント後のテクスチャーにも差が出る
- プロ仕様のくらカラーは白地用・黒地用を使い分けることで圧倒的な発色を実現
布に描くのは「紙用アクリル絵の具」じゃダメなの?
「布に絵を描きたいけど、家に紙用のアクリル絵の具があるからそれで代用できないかな?」と思ったことはありませんか?実際、布に塗ることもできますし、塗りたての見た目はほとんど変わりません。ところが洗濯すると大きな差が出ます。
紙用アクリル絵の具は布の繊維に定着する設計ではないため、洗濯するとひび割れたり、色落ちしたりしてしまいます。布絵の具はこの繊維への定着力が根本的に違うのです。
布用絵の具なら何でもいい?
基本的に布用絵の具を選べば定着力には問題ありません。しかし、発色・生地の風合い・使いやすさにはメーカー各種特徴があります。
特に、濃色生地や黒地への発色には差が見られます。
紙用
アクリル絵の具
洗濯で色落ち
市販の
布用絵の具
発色・生地色対応に限界
くらカラー
(プロ仕様)
生地×仕上がりで選べる
実際に塗って比較してみる
御託を並べてもはじまりません!実際に絵の具を塗って検証してみました。今回の検証条件は以下の通りです。
| 条件項目 | 内容 |
|---|---|
| 比較する絵の具 | A:紙用アクリル絵の具 B:市販の一般的な布用絵の具 C:くらカラー(黒地用・白地用) |
| 使用する色 | 赤・白 |
| 使用する生地 | 白地・黒地の2種類 |
| 洗濯方法 | 手洗い1回・5分間 (色移り防止のため、それぞれ切り離して個別に洗濯) |

塗る前の見た目はほぼ一緒。塗る範囲を同一にするために、まわりをテープでマスキングしています。
実際に塗ってみた様子

ハケでぽんぽんと押さえるように塗る。刷り込むように塗るほうが平筆を横に滑らすよりも繊維への定着がよくなる。
紙用絵の具は柔らかくて塗りやすいが、時間がたつと水分でどんどん波打っていきました。布用絵の具は紙用に比べると塗り心地が少し固めの印象。今回のように塗りつぶす場合はあまり気になりませんでした。

紙用アクリル絵の具と布用絵の具(2種)をそれぞれ白・黒の生地に塗った。
白地と黒地両方に赤と白を乗せました。この時点では白地はアクリル絵の具が最も鮮やかな印象。対して、黒地ではくらカラー以外は赤色があまり見えなくなってしまいました。

マスキングテープをはがした状態。「赤」といっても各社いろいろな色味がある。
実際に洗濯して比較してみました
百聞は一見にしかず。紙用アクリル絵の具・一般的な布用絵の具・くらカラーを同じ生地に塗り、1回・5分間の手洗いで比較してみました(洗濯方法の詳細は上記の検証条件表をご参照ください)。

手洗いで結構ゴシゴシ強めに洗いました

洗濯後の白地・黒地の比較 黒地ではくらカラー以外は赤色がほとんどわからない状態に。
白地生地での比較
まずは白地生地。実は、色の変化だけを見ると3種類の差はそれほど大きくありませんでした。

【白地 】洗濯前後の比較(白地に白は見えづらく、差もわかりづらいので割愛)
白地はもともと下地を隠す必要がないため、絵の具ごとの発色に差が出にくいようです。
しかし、見た目では分かりにくいものの、触った質感には違いがあります。紙用アクリル絵の具は乾くと生地がパリッと硬化しやすく、洗濯を重ねるとひび割れて粉が落ちるような質感になりがちです。また、写真ではわかりにくいですが、発色に関しても、塗った当初のような鮮やかさはありませんでした。
くらカラーは布の伸縮に追従する設計のため、洗濯後も生地本来の柔らかさが残ります。また、発色に関しても洗濯前と遜色が見られませんでした。
黒地生地での比較
差がはっきり出たのは、隠ぺい力が問われる黒地生地でした。


洗濯後の黒地生地の比較
紙用アクリル絵の具は洗濯後に大きく退色し、赤色がほとんど分からなくなるほど沈んでしまいました。一般的な布用絵の具も同様に若干退色が見られました。一方、黒地用くらカラーは洗濯後もピンクの発色がしっかり残っていることが分かります。

紙用アクリル絵の具の洗濯後(クローズアップ)。ひび割れが発生し、粉っぽく劣化した質感になっている
紙用アクリル絵の具は布の繊維に定着する設計ではないため、洗濯するとこのようにひび割れが発生します。
布用絵の具はこの繊維への定着力が根本的に違います。
📌 検証結果まとめ
- 白地生地では色の差は分かりにくいが、生地の風合い(硬化・ひび割れ)には差がある
- 黒地生地では発色・退色の差がはっきり表れる
- 紙用アクリル絵の具は洗濯でひび割れが発生し、繊維への定着力の違いが視覚的にも確認できた
- だからこそくらカラーは、白地用・黒地用それぞれに最適化した処方で作られている
こんな人はくらカラーがおすすめ
- 💡 市販の布用絵の具を使ったけど発色が思ったより薄かった
- 💡 黒・濃色の生地にもしっかり描きたい
- 💡 洗濯しても色落ちさせたくない
- 💡 学校・福祉施設など、長く残る作品を作りたい
- 💡 本格的にTシャツや布小物にペイントを楽しみたい
なぜくらカラーは白地用・黒地用に分かれているの?
市販の布用絵の具はどんな生地にも1種類で対応できますが、くらカラーはあえて白地用・黒地用に分けています。その理由は「隠ぺい性」にあります。
黒や濃色の生地に描くには下地の色を隠して発色させる力(隠ぺい性)が必要です。そのため黒地用には特殊な樹脂を多く配合しています。一方、白地用には透明度の高い柔らかい仕上がりが特長の樹脂を配合することで、生地の風合いを損なわずに鮮やかな発色を実現しています。
1種類で済ませようとすると、どちらかを犠牲にするしかありません。くらカラーが分けているのは、どちらの生地でも最高の仕上がりを出すためのプロのこだわりです。
用途別・おすすめ早見表
| やりたいこと | おすすめ |
|---|---|
| 白Tシャツにちょっと描いてみたい(初回) | Tシャツらくがキット |
| 白Tシャツに本格的に描きたい | くらカラー・白地用 |
| 黒パーカー・濃色生地にロゴを入れたい | くらカラー・黒地用 |
| デニムにペイントしたい | くらカラー・黒地用 |
| 学校・施設でのイベント制作 | くらカラー お得なカスタム・オーダーセット |
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